V模擬・W模擬の合格基準点の違い(その2)

さて、前回に引き続いての記事になります。

V模擬・W模擬の合格基準点の違い

 

V模擬・W模擬の合格基準点の違い

詳細に両社の基準点を比較すると、どうやら

23区(東東京)は、W模擬の基準点の方が高く、V模擬の基準点が低い

都下(西東京)は、V模擬の基準点の方が高く、W模擬の基準点が低い

ということがわかりました。

もう少し違う観点から分析できないだろうかと思って、各校の基準点で並べ替えをしてみたところ、


いかがでしょうか?

左側が総合点の高い高校で、右に行くにしたがって総合点が低くなります。

そして、上に伸びている方がW模擬の基準点が高く、下に伸びている方がV模擬の基準点が高くなっています。

非常に面白い傾向が明らかになりました。

ザックリいうと

★基準点が高い高校では、W模擬の基準点の方が高くなる傾向がある

特に750点以上の上位校はすべてW模擬の基準点の方が高くなっています。

★基準点が500~700点くらいの中堅校はV模擬の基準点が高くなる傾向がある

これはハッキリとした傾向が出ているように感じます。

これは、V模擬とW模擬の基準点算出のアルゴリズムが違うことが理由ではないでしょうか。

実際のボーダーラインがわかっていたとしても、年によって上下の振れ幅は絶対にあるはず。

それを見越して、様々な要素を考慮して基準点は算出されているのだと思います。

 

だいぶわかってきたように感じます。

 

受験業者にとって「信用」とは何か?

言うまでもなく民間企業にとって「信用」は何よりも重要です。

「信用」を無くした企業は、どんなに低価格でも消費者に受け入れてもらえなくなってしまいます。

では、受験業者にとっての「信用」とは何でしょうか?

より詳しい情報をタイムリーに伝えることはもちろん大事なのですが、何よりも大事なのは

その情報を信じて受験をして合格した

ということではないでしょうか。

受験は最終的には結果が全て。
合格か不合格かの2つしかないのです。

例えば塾で、どんなにいい講師がどんなにいいサポートをしても、結果として「不合格」だったとしたら生徒や保護者はどう考えるでしょうか?

「やっぱり、この塾を選んだのは間違っていたのではないだろうか・・・・」

逆に、受験までの過程でいろいろと不満を抱いていたとしても、第1志望に合格をしたとしたら

「この塾を信じてついてきてよかったんだ」

 

何事もプロセスが大事なことは間違いないのですが、ほとんどの場合、人は結果で判断します。

特に受験産業の業者であれば、入試に合格したか、しなかったかがすべてといっていいでしょう。

では

受験業者の信用とは?

自分の身に置き換えて考えてみると、私ならこう思います。

「業者が示した基準をクリアしたら合格できるのかどうか」

結果的に基準点と合否の結果については、次の4通りしかありません。

① 基準点をクリアして合格した

② 基準点をクリアできなくて不合格だった

この2つは妥当な結果なので何も問題ないのです。

③ 基準点をクリア出来なくて合格した

これは基準点を高く設定しすぎたということで、実質的には外しているのですが、これに文句を言う受験生は1人もいません。
なぜって、合格という最高の結果を得たのですから、基準点の予想を外していてもそんなことは何の問題にもならないんです。

問題なのは。。。

④ 基準点をクリアして不合格だった

これは一番つらいです。

自分では合格したのではないかと思ったのに結果として不合格になってしまったということですからね。

そして、こう思いませんか?

「なんで・・・・基準点を取れたのに・・・なんで・・・・」

業者側としては60%合格の数値なので合格を保証するものではないとしていますので、逃げ道はあるのですが、実際に不合格になった受検生としたらそうは考えられません。

そして、翌年受験をする後輩にこういうでしょう。

「あの業者の出している基準点は信用できない。。。」

 

つまり、受験業者にとって最もやってはいけないのは

「ボーダーラインよりも低い基準点を設定してしまう」

です。

私の個人的な推測ですが、

例年、どのあたりがボーダーラインになっているのかは、かなり正確に把握していても、基準点は最大これ以上上にはならないだろうという数値を出すのではないでしょうか?

もちろん、700点のボーダーラインに対して800点を基準点にすれば、絶対に安全ですが、それではあまりにも実態とかけ離れた数値となってしまうので、ボーダーラインが基準点を超えないギリギリの線で設定しているのではないかと想像しています。

つまり、単純に偏差値で算出した数値ではなく、それぞれで独自のアルゴリズムがあるのだから、業者によって数値が変わるのではないでしょうか。

 

結論

繰り返し言いますが、あくまでも私の個人的な考えですが

W模擬もV模擬もボーダーラインはかなり正確に把握しているが、振れ幅の上限を狙って基準点を設定している。

つまり、2つの業者が出している基準点の低い方の数値が実際のボーダーラインに近いのだと考えます。

さらに、それさえもボーダーラインよりも上になる可能性が高いので、低い方の基準点を超えれば合格する可能性は高いと考えます。

そして、2つの業者の高い方の基準点を超えれば、ほぼ合格間違いないと考えていいのではないでしょうか。

次回は

V模擬・W模擬の合格基準点を両方超えても不合格になることはあるのか?

最も気になるところですね。

お楽しみに。

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